税理士事務所と契約したことがない人にとっては、税理士事務所の顧問料金にはどのようなサービスが含まれているか分からない方もいらっしゃると思います。
日本には、約27,000社以上の税理士事務所があり、事務所によって料金体系、サービス内容は違いますが、基本サービスは、次のような3つの業務となります。
1.【会計業務】 月次決算のご指導(巡回監査)
□記帳指導の実施、または記帳代行を行い、帳簿を作成する。
2.【決算・税務業務】 税務・会計・決算に関する業務
□決算指導及び、税務署、都道府県、市町村提出用の各種申告書を作成する。
税務や会計に関する様々な相談に対応する。
3.【コンサルティング業務】
□決算事前対策の支援や節税対策の相談。
税理士事務所の基本サービスは、上記の3つとなりますが、2万を超える税理士事務所があり、また、税理士の平均年齢が約62~63歳となると、当然それぞれのサービスに違いが出てきます。
毎月の帳簿作成業務について、当事務所では自計化体制の支援を実施しております。
自計化とは、お客様が帳簿を作り、会計事務所が会計処理の指導や月次決算を支援していく体制のことです。当事務所は毎月1回訪問し、記帳指導させて頂きます。会計ソフトの導入を検討しておられる場合には、選定から操作指導に至るまで丁寧にアドバイスさせて頂きます。
自計化型の最大のメリットは、ジャストインタイムで業績把握ができることです。
要は、『今』儲かっているか否かが把握できるということです。
毎日売上が発生する飲食業、理美容業、エステサロンのような業種であれば、経営を進めていく上で非常に有効な経営判断材料が試算表を通じて手に入り、次の打ち手を検討する武器となります。
税理士事務所は、主に中小企業(法人税)や個人事業(所得税)の税務業務を中心としていますが、中には資産税や医業会計を得意としている税理士事務所もあります。
当事務所も様々な業種の企業様の顧問をさせて頂いておりますが、飲食店という特定の業種を特化(得意)としている事務所です。(※現在、当事務所の御客様の50%以上の方が飲食店を運営しております)
業種に特化している事務所の特徴は、その業種独自の税務に詳しいことと、節税対策や融資対策における細かい技術を知っていることです。自社の業種に適している税理士事務所に顧問してもらうことにより、一般的な事務所にはない節税対策や融資対策の技術を享受することができます。
一昔前の税理士事務所の多くは、記帳、申告と過去の数字を整理することで、仕事を完了していました。過去の数値は確かに大切であり、経営は過去の分析なくしてあり得ません。
ただ現在、経営者が税理士に聞きたいのは、
□「創業融資の支援をして欲しいんだけど…」
□「新店舗のオープンについての資金繰りを相談したいんだけど…」
□「払うべき税金を早く教えて欲しいんだけど…(適切な節税対策を教えて欲しい)」
□「会社にお金を残していくにはどうしたら良いのだろうか…」
□「来年度売上高が○○万だったら、いくらお金が残るんだろうか…」
ということだと思っています。
これからの税理士事務所は会計業務、決算・税務業務に加えて、この経営者の悩みを御解消できるようなコンサルティング業務を提供していくことが求められていると考えています。
ミライズ会計事務所での主なコンサルティング業務は以下のとおりです。
1.独立・開業に関する支援 (創業融資支援や資金繰り支援も含む) 2.新店舗オープンに関する支援 (融資支援や資金繰り支援も含む) 3.中間決算業績検討会・決算事前業務検討会の開催 4.決算事前の節税対策のご提案 5.翌期以降の経営計画の支援 (どのくらいの売上でどのくらい利益が出るのか) 6.翌期以降のキャッシュフロー計画の支援 (どのくらいお金が残るのか) 7.飲食店活性化支援業務 (店舗コンセプトに基づく戦略の支援) 8.提携士業や提携企業のネットワークの御紹介 9.同業他社との比較分析 (同じ業界の中での立ち位置を確認できる分析) |